季節の移ろい その4
東洋医学からみた腰痛の分類をご紹介してきましたが、西洋医学と違い、東洋医学では「腰痛」という状態を見るのではなく、その原因も含めた現象として診ていきます。そのため、同じ腰痛であっても鍼灸治療をするときには全く異なるツボを使いそれぞれの身体に合わせたアプローチをしていきます。...
季節の移ろい その3
東洋医学からみた腰痛その3、「痰湿」。これは身体の構成成分の一つである水が滞ってしまうと湿(余分な水)となり、さらにベタベタした痰に変化してきます。痰湿が生まれる原因は過剰な水分摂取や食べ過ぎに加え、運動不足も関係します。この痰湿が気の巡りを阻害して腰痛などを引き起こします...
季節のうつろい その2
ぎっくり腰や腰痛が増える季節の変わり目。今回は東洋医学的に見た腰痛の分類を紹介したいと思います。 腰痛は大きく6つの型に分けられます。 その1「気滞」 身体は気(生命エネルギー)・血(血液)・水(リンパなどの体液成分)により構成されています。それらが全身を滞りなく巡ることで...
季節のうつろい
先日の台風21号による甚大な被害に加え、昨日の北海道胆振東部地震により多くの方々が被害に遭われました。この場をお借りして心よりお見舞い申し上げます。 さて、8月の終わり頃からぎっくり腰や腰痛を訴えて来院される方が急に増えてきました。急性腰痛いわゆる「ぎっくり腰」、寒い冬に起...